個展『Real FantASIA』
会期:2010年7月9日(金)〜7月18(日)11:00〜19:00 ※12日(月)休廊
会場:gallery TEN
▶ 搬入風景
▶ オープニング
個展を終えて
個展が終わって一ヶ月経ちました。もはや遠い昔の事のように感じますが、自分にとって節目となるような経験でした。
ギャラリーTENでの個展のきっかけは、救援連絡センターの宇賀神寿一さんからの1本の電話でした。
絵を描くホームレスの人たちのグループ展の打合せに声をかけて頂いたのです。 最初の打合せは2009年1月28日、グループ展のお手伝いとして打合せに出向いたのですが、ギャラリーオーナーの松橋博さんにドローイングを見て頂いたところ「個展をやりましょう」という運びになりました。
ちょうどB1くらいの大きいサイズのドローイングを制作していくところだったので、それらをまとめて展示できそうな1年半くらい先を見て、2010年7月を個展開催予定としました。
大きいサイズは毎日コツコツと描いて1作品に1ヶ月はかかります。淡々とした制作の日々を過ごせたので、展示直前にバタバタとすることはさほどなく、日常生活の延長線のように個展を向かえることができました。
期間中は全日ギャラリーに通い、来場された方々と話し、小サイズドローイングを制作していました。慌ただしくも着々と毎日の仕事をこなしていく感じで9日の個展期間を過ごせました。
搬出が終わったら15年分のエネルギーを使い果たしたかのようにグッタリしてしまうかと思いましたが割と元気でした。 ただ、すぐさま新作に取り掛かるという感じではなく、制作を通した付き合いとは違う時間を過ごしたりしています。
24時間365日芸術家であれ、とやってきたのですが別にそう気負わなくてもいいことを発見したような気がします。
個展では平面(紙、パネル、キャンパス)の上のドローイングでした。 そもそもは段ボールハウスに象徴される「生活、生命、祈りの営み」に直接描くことが僕の絵の出発点です。これからはそういった所にも原点回帰のように描いて行くでしょう。 そして「どこか不思議な感じ」のする絵世界を描き続けて行きたいと思っております。
今後ともどうか応援よろしくお願い致します。
2010年08月31日 武盾一郎

